相関、逆相関、無相関の2回目です。
相関、逆相関の関係にある通貨の購入方法です。
あわせて、注意点なども書いて行きます。
相関や逆相関のある通貨ですが、
値動きは似ていても、
レートが違うために値幅には違いがある訳です。
相関関係のAとBの通貨関係があり、
Aが100PIP動き、もう片方のBが1日200PIP動いたら
疑似両建て(ヘッジ)で金利を安全にもらう事が出来ません。
この値幅が一定にならないと、利益と損失が一定になりません。
この場合、AとBの通貨購入比率を2対1にすると
為替の損失と利益が相殺されますね。
基本的な購入比率の出し方ですが、
スワップ金利派は定期預金のように長期投資になるので、
年足の安値と高値の幅を調べます。
相関関係のあるCとDの通貨があるとします。
片方C通貨の1年の最大の値動き幅が25円、
一方D通貨の1年の最大の値動き幅が15円とします。
すると、C対Dは25円対15円になるので、
購入比率は5対3になります。これで、
相関の強い通貨ペアを購入する事で、疑似両建てになり
通貨ペアのスワップ差を限りなく安全に得る事が出来ます。
安全だと思われるレバレッジについては、
通貨ペアによっても違うと思いますので研究して下さい。
購入のタイミングは、相関が崩れたときです。
相関関係なら、日足で片方が陽線、もう一方が陰線の時、
逆相関関係なら、日足で両方ともが陽線か陰線をつけた時。
相関とは逆の動きがあると、相関関係が続くのであれば、
修復しようという動きが起こります。
修復された分はサヤ取りとして利益になります。
若干でも為替差益があると気持ちも資産も余裕が生まれますね。
注意点としては、
通貨国間に対立関係や国のポジションの変化があると、
つまりは、あくまで「疑似」両建てなので、
相関関係が崩壊してしまうと、ヘッジの意味がなくなります。
前ページの相関の強い組み合わせ(7年常に0.9以上)
でも、年によって相関が強くなったり弱くなったりしています。
組み合わせによっては、0.9あるのが翌年0.7になる例も。
また、例えば相関関係の
EUR/JPYのCHF/JPYを
購入しようとします。しかし、それは結局EUR/CHF単一を
買っているのと同じではないかと言う意見もあります。
当然ですが、2つの通貨を購入するわけですから、
証拠金が2倍必要になります。
各国の政策金利によってスワップ益は変化するので、
常に政策金利の発表時はチェックするしておくと、
機敏に対応できると思います。
以上が相関、逆相関でした。次回は無相関についてです。
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