スワップ金利についての考察の3回目です。
前回までの考察で、必要な資金を検証しました。
今回は、資産と受け取れるスワップ金利の
拡大の可能性についての検証です。
スワップ金利の拡大方法、それは「複利運用」をする
と言う事です。
複利とは、運用によって得た利子を元本に加えて、
さらに次の一定期間も運用していくという方法です。
元本に加えると言う事は、元本が徐々に増えているので、
加えれば加えるほど、利子の額が増えていくのです。
例えば、資金100万円で100万円分のNZドルを
レバレッジ2倍で購入したとしましょう。
NZドルと日本円の金利差が7.5%あるとすれば、
レバレッジ2倍ですので、年間15%の金利が受け取れます。
100万円の15%ですので、15万円です。
日割りでは、410円受け取れます。
次の年は、その15万円を引き出さず、
115万円(15万円)でNZドルをレバレッジ2倍で買えるだけ
購入します。細かく言えば15万円なら↓
(NZドル80円として、15万円÷(80÷2)=3750通貨買えます)
115万円のスワップ金利15%は、172500円になります。
日割りでは、約470円を受け取れる事になります。
これを繰り返すのが複利の力になります。
資金100万円でスタート。スワップ金利分で買い増して行きます。
20年繰り返すと・・・
売買回数 |
資金の繰越計 |
年利の増加 |
日割り |
月割り |
1 |
1000000 |
150000 |
410 |
12300 |
2 |
1150000 |
172500 |
470 |
14100 |
3 |
1322500 |
198375 |
543 |
16290 |
4 |
1520875 |
228131 |
625 |
18750 |
5 |
1749006 |
262350 |
718 |
21540 |
6 |
2011356 |
301703 |
826 |
24780 |
7 |
2313059 |
346958 |
950 |
28500 |
8 |
2660017 |
399002 |
1093 |
32790 |
9 |
3059019 |
458852 |
1257 |
37710 |
10 |
3517871 |
527680 |
1445 |
43350 |
11 |
4045551 |
606832 |
1662 |
49860 |
12 |
4652383 |
697857 |
1911 |
57330 |
13 |
5350240 |
802536 |
2198 |
65940 |
14 |
6152776 |
922916 |
2528 |
75840 |
15 |
7075692 |
1061353 |
2907 |
87210 |
16 |
8137045 |
1220556 |
3343 |
100290 |
17 |
9357601 |
1403640 |
3845 |
115367 |
18 |
10761241 |
1614186 |
4422 |
132672 |
19 |
12375427 |
1856314 |
5085 |
152573 |
20 |
14231741 |
2134761 |
5848 |
175459 |
以上が、複利の計算になります。
15%程度の利子でも、6年目には、資金は2倍になります。
ちなみに、23年目には、日割りが1日1万円を超えます。
もちろん、これは資金100万円、レバレッジ2倍での計算です。
現実的な数字を心がけましたが、
資金が200万なら2分の1、資金が1000万なら10分の1の
スピードで達成可能な数字です。
ただし、レバレッジの方を、3倍、10倍とすれば
資金(スワップ金利)の増加も倍化しますが、
急な下落によって、資金0のリスクも増加していきます。
ちなみに、表は1年に1回のスワップ分買い増しですので、
NZドルが80円として、レバレッジ2倍で1万通貨づつ購入すると
すれば、1万通貨は40万円で購入できます。
1年に1回の買い増しではなく、40万円増えた時点で、
買い増しをしていく事にするとすれば、金利の増加に伴い、
年2回、3回と買い増しする事が出来るので、
もっと実際の、資産増加のスピードは上がります。
毎年15万を引き出すか、
資金に金利を繰り越して複利を増やすか、
それぞれの自由ですが、複利の力はあなどれませんね。
スワップ派には、ぜひ知っておいて欲しい、複利運用でした。
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