今回は、スワップ金利についての考察です。
為替差益は、株のトレードと同じで
安く買って高く売る(高く売って安く買い戻す)事で
資産を増やす事が出来ますが、
スワップ金利は、株には無い
FXの最大の魅力では無いでしょうか。
金利の低い通貨で、金利の高い通貨を購入する事で、
通貨間の金利差を得られるのがスワップ金利です。
例えばアメリカの金利が4%、日本の金利が1%とすると、
日本円からアメリカの通貨を購入すると
金利差の3%が、保有し続ける限り毎日得られるのです。
逆の場合は、毎日金利差を「支払う」事になります。
ゼロ金利政策が最近解除されましたが、
現在の日本円は、歴史上稀に見る低金利なのです。
つまり、言い換えれば「金利を沢山得られるチャンス」
の時期と言えるのです。
以上の事から分かると思いますが、
金利の高い通貨から低い通貨への買いや、
金利の低い通貨から高い通貨への売りは、
トレードにおいて毎日スワップ金利を支払う事になるので、
効率よく稼ぐ為には、短期トレードにする必要があります。
2007年3月現在
日本円でアメリカドルを1万通貨購入した場合、
毎日約150円入ってきます。
150円×365日=54750円
年間約5万5千円が金利として入ってきます。
1万通貨をレバレッジ無しで購入するとすれば、
1ドル110円とすれば、110万円必要となります。
年利5%の金利が受け取れる訳です。
逆に言えば、5.5円下落してもスワップ金利が
損失補てんする形になり、損は出ていません。
さらに、FXの特徴であるレバレッジ(倍率)を効かせれば、
金利は更に上がります。
レバレッジ2倍なら、資金55万円に対して
5万5千円の金利ですから、年利は10%
レバレッジ10倍なら、資金11万円に対して、
5万5千円の金利ですから、年利はなんと55%になります。
レバレッジ100倍なら、資金1万1千円に対して、
5万5千円の金利ですから、年利は驚愕の550%になります。
率で言ってもピンと来ませんか?
では、資金110万円で、レバレッジ100倍として、
100万通貨購入した場合のスワップ金利は、
1日15000円、年間550万円になります。
究極の不労所得、金利生活が可能になるわけです。
しかし、ちょっと待ってください。
思いっきり煽った書き方をしてしまいました。
上記の例は、為替差益の強制ロスカット(LC)を
全く考慮にいれていません。
例えば、資金11万円、レバレッジ10倍で
110円のドルを1万通貨(110万円分)購入したとしましょう。
11万円分の下落、つまり11円下落で資金は0になります。
レバレッジ100倍ならば1円10銭の下落で0円になります。
1円10銭の下落は重要指標があれば、一日で動く額です。
更に、資金110万円で、レバレッジ10倍で
110円のドルを10万通貨(1100万円分)購入したとしましょう。
この場合、得られる年間金利は55万円です。
このような状態の時に1日で2円下落したとしましょう。
すると、2円の下落は20万円の為替損失になります。
年利55万円の約4ヶ月分が、1日で吹き飛ぶ事になります。
レバレッジの大きさに比例して、
「元本リスクも上がる」と言う事です。
少しでも多くスワップ金利を求めて、限界レバレッジ・・・
気持ちは分かりますが、強制LCや最悪元本0になることを
常に考えて、投資は行わないといけません。
それに、レバレッジ2倍で年利10%でも、
銀行の預金で比べてください、相当な高金利です。
目指すは1日1万円のスワップ金利、金利生活です!
次回は、スワップ金利で稼ぐの2回目として、複利の考察です。
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