FXスワップ派の必勝法 今回は「相関」です。
相関とは、簡単に言うと「よく似た動きをする」と言う事です。
一方の通貨ペアが上がれば、
もう一方の通貨ペアも同時期に上がる。
そう言った関係の通貨ペアの事を「相関がある」と言います。
また、逆相関と言う言葉もあります。逆相関とは、
一方の通貨ペアが上がれば、
もう一方の通貨ペアは同時期に下がる事です。
スワップ派にとって、安全に資産を増やす(金利を得る)
為には、為替変動は邪魔な要因でしかありません。
例えば、ドル/円を同時に両建てすると、
どっちかが1P利益が出ると、もう片方は1P損失を出します。
つまり、プラス、マイナスが相殺されて0になるので、
為替変動は実質なくなります。
しかし、両建ての場合、スワップ金利はもらう方より
支払う方が金額が大きいので、
差し引きで毎日スワップ金利を支払うだけになります。
相関は1~-1の間で示されます。
1に近いほど相関があり、-1に近いほど逆相関になります。
プラマイ0に近いほど、通貨に相関関係の無い事になります。
両建ての場合は-1で完全なる逆相関になります。
これを、スワップ派のリスクのヘッジに利用する訳です。
国の地域グループによって、相関は強くなる傾向にあります。
北米グループ(アメリカ、カナダ)
オセアニアグループ(オーストラリア、ニュージーランド)
ユーログループ(イギリス、ユーロ、スイス)
株をしていた人ならお分かりかと思いますが、
例えば電力株(関東電力や関西電力、四国電力、中部電力・・・)
同じ様な時期に上がり、同じ様な時期に下落します。
そう言った値動きが、通貨にもあるのです。
それでは、目立った相関関係の強い通貨ペアであり、
円やスイスフランのような、低金利の組み合わせの相関表です。
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3year |
5y |
7y |
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CHF/JPY |
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-450 |
400 |
EUR/JPY |
0.97 |
0.94 |
0.87 |
-1350 |
1300 |
GBP/JPY |
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-2850 |
2800 |
EUR/JPY |
0.97 |
0.94 |
0.93 |
-1350 |
1300 |
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USD/CHF |
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-1050 |
1000 |
EUR/USD |
-0.96 |
-0.95 |
-0.97 |
625 |
-675 |
EUR/USD |
|
|
|
625 |
-675 |
GBP/USD |
0.97 |
0.9 |
0.9 |
25 |
-85 |
参考までに、現在のスワップ金利の多い業者の
日本円での1日辺りのおおよその金額を掲載してます。(10万通貨)
このような0.9以上長い月日に渡って相関(逆相関)のある通貨を
両方買う(売る)と限りなく両建てに近いリスクヘッジで、
受け取りと支払いを差し引いたスワップ金利を受け取れます。
※USD/CHFとEUR/USDは逆相関ではなく相関です。
一方を売り、もう一方を買いにします。
こうしてみると、永世中立国スイス(CHF)って偉大ですね。
スワップ金利は常に変動しますし、
通貨ごとに通貨の購入額は違いますので
スワップ金額にだけ目を向け過ぎないように注意を。
(例、1ドル=120円、1ポンド=230円、1ランド=16円)
そして、GBP/USDは政策金利がほぼ同じなので、
スワップの売りも買いも殆ど差が無い事が分かります。
次回はもう少し、相関、逆相関、無相関について書いていきます。
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